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10年後の未来を見据えた、2026年のトップとしての時間の使い方

先日、社内の合宿にて「 ストーリーテラーズの未来 」について、メンバーとじっくりと話し合う時間を持ちました。

テーマは「2035年、私たちはどうなっていたいか」。

目指す売上規模は、今の自分達からすると、雲の上のような数字です。数字だけ見ると、「ここから拡大してバリバリいくぞ!」という風に思えるもしれません。でも、実際は少し違います。

なぜ、ある程度の規模感をめざし、そこに向けて会社を育てたいのか。

それは、 「私の代で終わらせず、次に『継ぎたい』と思ってくれる人が現れる会社にしたいから」 です。まだ立ち上げて4年しか経っていないのに、承継のことを考えるのは早すぎるのですが(笑)

今日は、そんなちょっと大きな未来の話と、そこに向かうために私がやらねばならない、少し泥臭い時間の使い方の話を、備忘録的に書きたいと思います。

祖父の「上海」の話を知ったとき

私がこの仕事をしている原動力には、「 100年後も思いが生き続ける世の中を作りたい 」という願いがあります。これが、ストーリーテラーズのビジョンでもあります。

私は、昔から明治維新前後や、戦国時代の話が好きで、特に司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』は大好きです。大好きすぎて、息子の名前を「真之(秋山兄弟の弟)」にしようとしていたほどです(笑)。

今よりもっと前の時代に、日本を守るために必死で生きた人たちの物語に触れると、「今の自分があるのは彼らのおかげなんだ」と、自然と心が震えて熱くなるのを感じます。

でも一方で、ふと思うのです。

そんな歴史の偉人の話はよく知っているのに、私は、自分の祖父や先祖のことをどれだけ知っているだろうか 」と。

父方の祖父は私が中学生の頃に、母方の祖父も20代の頃に亡くなりました。その後、祖父が持っていた写真や資料などが出てきて、「実は曽祖父は昔、上海に渡って商売を立ち上げて大成功していた」ことを知りました。(じいちゃんすごいやん!)

ストーリーテラーズ

そこから時は流れて40代になりましたが、今更ながらに「 祖父に、もっと自分のルーツを聞いておけばよかったなぁ 」と、ふとそんな寂しさを感じる機会が増えました。

歴史上の偉人だけでなく、祖父にも、曽祖父にも、色んな熱いドラマがあったはず。

そんな自分のルーツを、自分に流れるDNAを、もっと知ることができたら、今自分が生きる意味や使命感も、もっともっと明確になるんだろうなぁと。

そして、こうした思いを抱えているのは、きっと私だけではないはず。多くの人が、自分のルーツや先祖の歩みについて「もっと知りたかった」「もっと残しておいてほしかった」と感じる瞬間があるのではないかと思うのです。

今、私たちが取り組んでいるストーリーライティングは、採用や販促といった“今”の場面で価値や思いを伝える仕事です。けれど、それだけでははなく、30年後、50年後、100年後に読み返した誰かが、「自分も頑張ろう」と背中を押されるような、そんな“心が震える仕事”を、私たちはしているのだと。

ある時から、そう思うようになったのでした。

「私がやらなきゃ」を手放す勇気

そんなことを思いながら、冒頭に書いた社員合宿を行ったのですが、理想の未来から逆算して、2026年を見据えた時、「 月間30社の企業様をご支援し、月に100本近い記事を作る体制 」が来年の一つの基準となります。

ただ、これを実現するためには、私を含めて、社員やチームメンバーの役割やあり方を大きく見直さなければなりません。

例えば今までのように「一人がディレクションをして、インタビューをして、ライティングをして、お客様とやり取りをして、定例ミーティングで進捗管理しながら、記事のスケジュール管理まで…」とフル稼働し続けるのは、物理的にもう限界です(笑)。

ですから来年は、思い切って体制を変えていくことになるし、変えなければならないと思っています。

  • 例えば、私がメインでディレクションさせていただく会社は20社程度まで。
  • 残りは、信頼できる社員にメインディレクションを任せる。
  • さらにその社員のもとで、業務委託メンバーが活躍できる体制を作る。

そして「私が全部みなければ」という思いを少し手放して、メンバーを信じて任せる。
そうやって生まれた時間を、私はもっと「未来」のために使っていきたいと思います。

私の時間の使い方は「3:3:1:2:1」で

代表である私の時間の使い方が変わらなければ、組織は変わらない。
来年の自分の中で整理した今の配分イメージは、こんな感じかなぁと。

1. 商談/営業(3割)& 2. ディレクション(3割)

ここはまだ私がフロントに立ちます。現場の温度感は大切にしつつ、それを高速でまわしながら、AIを駆使しながら、人にしかできない仕事にもっと集中していけるように。

3. 組織・財務・メンター(1割)

実を言うと、これまでの私は、財務に関してはけっこう「 感覚 」でやってきたところがあり……。

もちろん毎月のPLやBSやキャッシュフローは把握していましたが、しっかり数字を読めるような経営者になっていかないといけない。これが来年の私の大きな課題でもあります。

また、売上や状況に応じてチーム体制を柔軟に変えたり、業務改善をすることもまた、今年以上に優先順位をあげて取り組んでいかなければなりません。

4. 未来の種まき(2割)

AIのプロンプト開発や新しいアライアンス、まだ形になっていない新規事業の構想など。「 今すぐ利益にはならなくても、将来に繋がる動き 」を止めないこと。

この部分は、経営者にしかできないところなので、目の前のことに追われるのではなく、しっかり取り組んでいく。

本当はもっと時間を割けた方がいいのでしょうが、来年は現場も大切にしながら、未来を創るバランスを、とっていけるようにしたいです。

そして残りの1割は、しっかり休む時間を創るイメージでしょうか。

3児の母、「時間は命」ですから

こうして書くと立派に見えるかもしれませんが、パソコンを閉じれば私も3人の母です。
お迎えの時間は待ってくれないし、急な呼び出しもある。
だからこそ、私にとって 「時間は命」。

AIツールを駆使するのも、チームと共に仕事をよりよく改善していくのも、すべては限られた時間で「ありたい未来」に近づくため。

AIに任せられるところは任せて、でも「温度感」や「未来への種まき」といった、人にしかできないこと に、私の時間を使っていきたい。

来年、ストーリーテラーズはまた一つ、新しいフェーズに進みます。
まずは目の前のドタバタも楽しみながら、一歩ずつ、でも爆速で、走り抜けていきたいと思います。

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