Wantedlyのストーリー機能
Wantedly(ウォンテッドリー)には、ストーリーという機能があります。
ストーリーとは、いわゆるブログ記事のようなもの。
募集記事や会社のミッションといった情報だけではなく、社員インタビューや、自社の商品やサービス、社内の雰囲気など、自由に発信することができます。
また、ストーリーの最後には、「エントリーボタン」や「現在の募集記事のリンク」を貼ることができるので、ストーリーを掲載すればするほど、募集記事への導線を増やすことができる仕組みになっています。
そのためWantedly(ウォンテッドリー)では「ストーリーを積極的に執筆して掲載するのが良い」とされていますが、一方で、採用担当の方からはこんなお悩みをよくお聞きします。
「ストーリーを更新しても、なかなかアクセスが増えない」
「ストーリーを更新しても、全く応募が増えない」
と。
一生懸命書いたストーリーのアクセスが増えず、応募にも繋がらないければ、執筆のモチベーションも下がってしまいますよね。
ただ、ストーリーの性質上、ストーリーを一本書いただけでアクセスが伸びたり(なかにはランキングに入るものもありますが)、応募が増えることはあまりありません。
私はここ6年ほど、プライベートでブログを運営していますが(月間40万PVほどです)、書き始めて最初の1ヶ月は、アクセスが「2」や「3」…明らかに、筆者の私しか読んでいない状態でした(笑)
それでも、3ヶ月間毎日ブログを書き続けようと決めて、工夫しながら執筆しているうちに、少しずつ読者が増え、ファンが増え、ようやく、3ヶ月目あたりからアクセスが増え始めました。
記事のアクセスが上がるというのは、そういうもの。
一朝一夕に上がるものではありません。
加えてWantedly(ウォンテッドリー)は、求人媒体ですから、求職者が最も知りたい情報は当然「募集記事」ということになります。
…では、ストーリーは書かなくてもいいということ??
Wantedlyでストーリーを書く目的
募集記事以上に執筆に時間がかかるストーリーを一体何のために更新するのか。
結論から言うとストーリーは「①共感度向上」と「②母集団形成」にその威力を発揮するものです。
「①共感度向上」とはつまり、自社の事業や想いに共感した人に応募してもらうようにするということ。
(共感から入社してくれた方は、比較的長く活躍してもらえる傾向にありますね)
募集記事を見てエントリーする人の中には、軽い気持ちで応募する人もいれば、その会社に興味を持ち、積極的に情報を調べて、共感度の高い状態で応募してくれる人もいます。
会社としては、そのような共感度と熱量の高い人と、次の面接に繋げていきたいですよね。
そのためには、自社に興味を持ってくれた人達に提供するための情報が必要になります。
それが、ストーリーです。
ですから、ストーリーをあまり掲載していない会社よりも、ストーリーを掲載し続けている会社の方が、確実に共感度の高い方々の採用が可能になります。
2つ目の「母集団形成」とは、「自社のファンを増やす」ということです。
Wantedly(ウォンテッドリー)には、フォロー機能があります。
フォロー機能とは、自社に興味を持ち、フォローボタンを押してくれた人には、新着募集記事や新着ストーリーが掲載された際に、通知が届くというもの。
定期的に思い返してもらうためのメルマガにも似た感覚ですね。
もちろん、フォロワー全員が通知を確認して読んでくれるわけではありませんが、何割かの人は読んでくれます。そしてそういう方々が何度もストーリーを読んでいるうちに、次第に自社への理解が深まり、共感度が高まり、ファンになっていく。
そのようなタイミングで募集記事が掲載されると、「共感度の高まった状態の人が応募してくれる」状況を作り出すことができる。
母集団を形成することで、長期的に見ると、それが共感度の高い求職者からの応募に繋がるのです。
ストーリーは長期的な視点で。
このようにストーリーとは、即効性のあるものではなく、募集記事の援護射撃的に効いてくるものだという認識を持つことが大切です。
即効性よりも、長期的に見て大きな効果が見込めるのがストーリー。
この前提を知っておけば、
「ストーリーを更新しても、なかなかアクセスが増えない」
「ストーリーを更新しても、応募が増えない」
といって、結果に振り回されることも少なくなります。(とはいえ、一生懸命書いた記事のアクセスが増えないのは辛いですよね…実際のアクセスの増やし方はまた別途お伝えします)
何をするにも、そのツールのルールや活用方法を正しく知ることはものすごく大切。
これからも、自社の事例やお客様の事例など踏まえて、Wantedly(ウォンテッドリー)運用のコツについて色々とご紹介していければと思います。
ストーリーテラーズは、「共感型採用を実現するWantedly運用代行」「価値や魅力が伝わるストーリー制作」を行っております。
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