Wantedlyの「まずは話を聞いてみたい」ボタン
Wantedly(ウォンテッドリー)を使っている求職者は、「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」という3つのボタンから選択して、応募することになります。
中でもやはり、「まずは話を聞いてみたい」というボタンから応募する方が最も多いです。(当社やクライアント様の実例で考えると、ほぼ8割が、まずは話を聞いてみたいボタンだと思います)
応募者にとっては、本格的に転職活動をする前の段階でも、気になる企業との接点を持ち、カジュアルな面談を通してその企業を知ることができる。
企業側は、転職を本格的に考える前段階の人達にも、自社の存在を知って頂き接点を持てる。(そこから実際に採用できる)
双方にとって利点があり、そういった意味では素晴らしいのですが、一方で、あまりにも気軽に応募されてしまうため、応募者が増えた時の企業側(採用担当者)の負担がかなり大きくなってしまうのがネックです。
当社も実際に、毎日10件以上の応募対応に追われた時期がありましたが「一人ひとり応募者のプロフィールを確認して、自社の採用基準に合うかどうかを判断し、メッセージを返信して…」となると、結構大変でした。
しかも、こちらは丁寧に時間をかけて判断をして、いざ連絡しても全く返信が無い…という悲しいパターンも数多く経験しました。
そういったことが続くと「もう少し真剣に応募してもらわないと困る。もうやってられないなぁ」という風になり、結局Wantedly(ウォンテッドリー)活用しなくなってしまったという声もお聞きします。
というわけで今回は「応募者の本気度を確かめ、熱量の高い応募者のみ、その後の面談に繋げるための工夫」についてご紹介します。
Wantedlyの応募者には、応募理由送信依頼を
色々なやり方がありますし、応募の量によっても対応は変わってくるとは思いますが、当社が取り入れているのは、
「応募者全員に、200〜300文字で応募理由を送ってもらう」
方法です。
応募者のプロフィールを一人ひとり確認する前に、応募してくれた皆さんには全員「応募理由を送ってもらう」ようメッセージをお送りします。
当社の場合、現在募集している職種は「ライター」ということもあり、書くことに抵抗が無い方も多いようで、今のところ、応募理由のメッセージの返信率は約半数といったところでしょうか。(クライアント様によっては、1〜3割というところもあります)
「カジュアルさが売りのWantedly(ウォンテッドリー)なのに、いきなり応募理由を送れ」なんて、面倒な企業だと思われて敬遠されないか、良い方が来てくれてもそれによって取りこぼしてしまうことになるのでは…
と思う企業様もおられます。
ですが、応募者が少ないうちは全員に丁寧に対応できても、次第に応募者が増えてくると、現実的にそこまで時間をかけることが難しくなります。
ですから、採用担当者の業務負担を軽くするという意味でも、ある程度スクリーニングするという考え方は大切だと思います。
つまりは、
①応募が来る→②応募者のプロフィールを確認する→③気になる応募者に連絡をして面談に進む
ではなく、
①応募が来る→②200〜300文字応募理由送信依頼を全員に送る→③メッセージの返信があった人のみプロフィールを確認する→④気になる応募者に連絡をして面談に進む
という方法がオススメです。
自社への共感度の高い応募者は、必ず応募理由を書いてくださいますし、返信があった方の中からプロフィールをチェックする形でも問題はありません。
メッセージのポイント
では、具体的に応募理由を送って頂くためのメッセージ内容を見ていきましょう。
メッセージの文面のポイントとなるのは3点。
①応募への感謝の気持ちを伝える
②応募理由を送ってもらえるよう(文字数制限付き)伝える
③返信期限を設ける
です。
数ある募集記事の中から自社を選んでくださったことへの感謝、そして応募理由には文字数制限をつけ、「限られた文字数の中で想いを伝えて頂く」ようにすることをおすすめします。
文字数について、当社の場合は200〜300文字にしています。
500文字だと少し長文になる印象、200〜300文字であれば、さっと書ける印象を与えることができるためです。
また、返信期限を設けることも大切です。
応募が殺到している場合、返信期限は2〜3日程度、そうではない場合は1週間程度で余裕を見ても良いと思いますが、熱量の高い方は返信期限に関わらず早く返信される傾向にあるので、その見極めにもなりますね。
最後に…当社の場合、メッセージの文面はこのような内容にしています。
この度は、数ある募集記事の中から、ストーリーテラーズの募集記事にご連絡をいただき、本当に有難うございます。面談のステップに進む前に、「なぜ今回、応募しようと思われたのか」について、200〜300文字程度でお送りいただけますでしょうか?
今回、応募者の方が多数いらっしゃるため、返信の期限は、◯月◯日(◯)とさせて頂きます。
予めご了承下さいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
今回ご紹介した方法が全てではなく、私達も、より良い対応について自社でトライアンドエラーを重ねながら、またブログでもご紹介できればと思っています。
ストーリーテラーズは、「共感型採用を実現するWantedly運用代行」「価値や魅力が伝わるストーリー制作」を行っております。
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