一見さんお断りの、名門料亭。メディア編集長を唸らせる、そのビジネススキルとは…

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前回のストーリー…https://www.story-tellers.jp/story/datehage_sa/

これからは今まで以上に「利他の心」で。

佐藤は2019年に、大きな病気を患った。「仕事2.0」の出版の後だった。

この病気をきっかけに、これまで以上に、これからの自分の生き方について真剣に考えることとなった。

佐藤「私はずっとメディア運営に携わっていますが、メディア運営は、直接的に経済にイノベーションを起こしているわけではありません。でも日々、読者の誰かに、何かしらの生きるヒントや行動変容をもたらしている。
この積み重ねが、日本をもっとより良くしていく。
病気をきっかけに、読者一人ひとりに、さらに良い影響が与えられる仕事をしていこうという意思が固まりました」

そんな佐藤の入院中、支えになったのが、杉浦氏からの応援だった。

佐藤「入院中、杉浦さんは『復帰したらお茶しましょうね』と連絡をくださったり、お見舞いの言葉を何度もくださったりして…それがとても心に染みて、励まされました。
杉浦さんも、ご病気された経験があるから、そういう人にすごく優しい。私もあの方のように、利他の心で、生きていきたいと思ったんです」

杉浦氏も、数年前に大病を経験している

また杉浦氏の、相手に対して誠心誠意、丁寧な対応をする姿勢は、その後の佐藤の仕事の仕方にも大きな影響を与えた。

佐藤「メディアの仕事をしていると、取材してもその内容のとおり掲載できなかったり、依頼した当時の内容と掲載内容が全く変わってしまったりすることがあります。
また時には、タブーと言われるブラックボックスに取材で切り込み、指摘するという場面もあります。
必ずしも、関わった全員が、笑顔になるわけではないこともあるんです」

そんな時でも彼女は、相手に誠心誠意向き合うことを、今まで以上に心がけるようになった。

佐藤「『これは、読者が求めていることなのだ』という意義を自分が信じて、魂をこめて相手に伝える。また、不義理をした時にはちゃんと謝る。絶対にコミュニケーションを諦めない。
これらは全て、杉浦さんから学んだことです。
といっても、まだ杉浦さんの30%くらいしかできていないけれど…(笑)」

病気をきっかけに、佐藤の仕事に対する姿勢は、より「利他の心」へと、進化した。

彼女は「お師匠さん」の教えを自分の中に吸収し、一人でも多くの読者の背中を押すべく、日々心を込めてメディアの運営に臨んでいる。

仕事2.0講演会にて、参加者や運営者との一コマ。

杉浦氏はまるで、一見さんお断りの、京都の名門料亭。その心は?

佐藤は杉浦氏を「京都の名門料亭」と形容する。

一見さんお断り、紹介を受けた者しか出入りできない。知る人ぞ知る、隠れ家的な名店。お客は一流のプロフェッショナルばかりだ。

メディアで紹介され、毎日行列が絶えないお店はめざさない。ご縁があった人たちに、ユーモアたっぷりに、誠心誠意お世話をする。そのことで目の前の相手が喜んでくれれば、こんなに嬉しいことはない。

それが、杉浦氏の変わらぬスタンスだ。

佐藤「仕事の基礎力がものすごく高く、日々インプットを欠かさない。そして、相手とのコミュニケーションを何より大切にする。そんな杉浦さんが紹介してくださる方や本は、時に『そんなこと、想像したこともなかった!』というサプライズだったりします。
でも、蓋をあけてみたら今の自分にドンピシャで、はずれが一個もない。セレクティブに、その時の自分にあった料理を出してくれる。まさに、京都の名門料亭のような方ですね」

いつも笑顔で、ユーモアに溢れ、ビジネスの話になれば、その膨大なインプットの中から、最適な人や情報を紹介する。

「有名になりたい」「お金持ちになりたい」といった私利私欲は一切感じられず、黒子として、目の前の相手の成長と課題解決に一点集中で関わる。

これまでどれだけの人が、杉浦氏によって救われ、想いを結実してきたのだろうか。

佐藤は言う。

佐藤「私のように、杉浦さんに、たくさんお世話してもらっているのに、まだ何も返せていないと思っている人が、日本中にたくさんいると思います。
何かお返ししようと思っても、杉浦さんはいつも『いや、いいですよ、いいですよ』と笑っておっしゃるから、それに甘えちゃって…。
だから、来年、杉浦さんが還暦を迎える時には、みんなでビックなことを企てたり、ド派手にやりたいなって実は思っています笑」

まるで杉浦は、京都の隠れ家、名門料亭のよう。

杉浦氏のような人が増えれば、確実に日本はもっと良くなるはずだ。杉浦氏のような人が増えてほしいという想いで「仕事2.0」を書いたと言う佐藤の言葉が、よく分かる気がしてきた。

名だたるプロフェッショナルと仕事を共にしてきた佐藤に、ここまで言わしめる杉浦氏。次回は、杉浦氏本人に話を聴き、その魅力を紐解いていきたいと思う。

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