
私は、8歳、5歳、1歳の子どもの母親なのですが、「3人もお子さんがいて、起業されるなんて、大変ですね」と言っていただくことがよくあります。
「どうやって両立されているのですか?」と聞かれることもたまにあります。
でも…自分でも、どうやって仕事と子育てをしているのか、よく分かりません(笑)
時間は限られているので、大変であることは確かです。だからといって「すごく努力している」というわけでもないし、かといって頑張っていないわけではないし、諦めている部分も結構あるし…。
自分のことは自分ではよくわからないものですね(笑)
私の場合、1歳の長男は保育園には預けず、毎日自宅で一緒に過ごしています。保育園に預けた方が、仕事の時間が確保でき、子どもの社会性やしつけという意味でも良いのだろうなぁとは思います。
でも「もうこの子で、子育ては最後なんだなぁ」と思うと、成長するわが子の成長をそばで見届けたい、という想いが勝ってしまいました…。
また保育園に預けると、最初のうちは病気をもらい、その度に保育園から呼び出しがかかり、病院に連れていき、それがお姉ちゃん達に感染り、病院通いのループになり仕事どころではなくなることが目に見えていたことも(実際二人目のときはそうなりました)、預けない選択肢をとった一つの理由です。
一方次女は現在幼稚園に通っており、平日は毎日14時にお迎えに行きます。
小学生の長女は、15時ころには家に帰ってきます。自分で行って帰ってきてくれる点においては楽ですが、帰宅すると姉妹喧嘩が勃発したり、お菓子はどこだ、お茶が無いだの…色々と手を取られることになります。
そんなこんなで、あっという間に16時になり、晩御飯を作って、17時過ぎには子どもたちと一緒にお風呂に入り、その後は晩御飯を食べ…
長女の宿題を見たり、見なかったり…「音読はやったことにしといたら?」と言って親のサインをしたり(あかんがなw)、そうこうしているうちに長男がお眠になり、寝かしつけた後、洗濯やら食洗機のセットをして私も就寝。
こうやって書き出すと、自分でも「私はこの状況でいつ仕事をしてるんだろう…」と思ってしまいますね(笑)
正直今の私は、あまり「両立」そのものを意識していません。
というか、両立できているのかも分からないし、そもそも両立とはどんな状態なのかもわかりません。
子育て、家事、仕事、趣味、家族との時間…全てのことが、自分の日々の暮らしの中で絡み合い、互いに影響しあい、優先順位も日によって大きく変わります。
だから、「無理に分けようとする方が不自然だなぁ」と、ある時から思うようになりました。
家事をしながら、頭の中では仕事のことを考えることも日常茶飯事。
掃除機かけながら、「お!」というアイデアが思いついた時には、忘れないようにパソコンを開いてメモしたり、子どもたちと公園に行って、何かヒントがあれば、スマホに書き留めておいたり。
私の仕事は、オンラインとパソコン作業がメインですが、パソコンの前に向かっている時間は、案外短かったりします。
その日のスケジュールも、ざっくりとは決めますが、子どもの体調や学校の状況によって予定が変わることもざらにある。
どうしても外せない打ち合わせや仕事の場合は、息子をおんぶしながら参加させてもらったり(結構寝てくれるから集中できる)、夫に頼んだり、クルマで1時間半ほどの距離に住んでいる両親に頼んだり…
「これが両立しているという状態」と言われればそうかもしれませんが、「両立やバランスなんて、無理だ」とある時開き直ってからの方が、肩の力が抜けて、日々の優先順位の変化にも、ゆらぎながら、対応していけるようになった気がします。
仕事する私の横で、絵の具をしている次女。
私の仕事は、「時間から時間働く」「どこかに出社して働く」というものではないので、生活の中に全てが溶け込んで絡み合っていて、分けることができない。
だからこそ、必死に分けてバランスを取ろうとするよりも、両者が共にある前提で仕事を組み立てるほうが、やりやすいと、今は思っています。
だからといって、常に穏やかに仕事ができているわけではなく、イライラしたり、怒ったりすることもたくさんありますし、まだまだ最善のやり方を模索中ではあります。
でも、今自分なりに、柔軟に仕事ができているのは、「その時々の優先順位を第一にして、仕事を組める働き方や環境」を作っているから。
ストーリーテラーズは親会社から100%出資を受けていますが、「自分たちのペースでやればいいよ」と言ってもらっています。
また、事務所を持たず、お客さんとも基本はオンラインで、自分たちのあいた時間で、それぞれが働ける場所で仕事をしています。
だから、両立やバランスを意識するよりも、自分たちが自由にできる環境づくりに力をいれるほうが、今の私たちにはあっているように思います。
では、その環境はどのように創り出して行けば良いのか、「自由にやればいいよ」と言ってもらえる環境にするために、どんなことをしてきたのか、等については、また別記事で紹介できればと思います。
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