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フードシェアリング事業に全身全霊で挑む|株式会社ロスゼロ、文美月。

『食品ロス解消をビジネスにするなんて、難しい、うまくいかないよ』
『食品ロスの問題は、文さんが思っている以上に根深い。立ち向かうには、相応の覚悟が必要だよ』

ロスゼロを始める前、周囲の方からこんなことを言われましたが、私の中では『食品ロス解消は、今後必ず、世の中に必要とされる事業になる』という確信がありました」

そう話すのは、フードシェアリング事業で日本の食品ロス解消に全身全霊で挑む、株式会社ロスゼロ 代表取締役の文美月(ぶんみつき)。

ロスゼロ 文美月

これまで培ってきたビジネス経験や先見性から、当時の文には、自分達が「食品ロス」という社会課題に一石を投じる会社になる未来が、ハッキリと見えていた。

事業家としての嗅覚とでも言おうか。

あれから4年。ロスゼロは今や、テレビや新聞といったメディア媒体に数え切れないほど取り上げられ、大手企業や百貨店から引く手あまたな企業へと成長した。

文がなぜ、食品ロス解消という事業にたどり着き、これほどまでに急成長を遂げることができているのか。今回はその理由について、インタビューした。

ロスゼロの強み

食品ロスに取り組む会社や団体は近年増加している中、ロスゼロが顧客から選ばれる理由は何なのか。

「理由は大きく5つ。

『食品製造・加工メーカーのブランドを守りながら食品ロスを削減できること』
『ロスゼロとか変わっていただくことでさらなるブランディングに繋がること』
『ネットの力を活用した販路開拓と物流体制を構築していること』
『消費者が楽しく美味しく食べきれる工夫をしていること』
『ロスゼロがロスを出さない模範となること』

ですね」と文は話す。

ロスゼロは、規格外・余剰品の「食品ロス予備軍」を仕入れ、通常より安く顧客に提供しているが、決して「安売り」はしない。

それは、食品ロス解消を持続可能な状態にすることと、食品製造・加工メーカーのブランドを守るためだ。

ロスゼロ 文美月

「安売りをすれば、一時は売れるでしょう。ただ、適正な利益が出せなければ、人材や事業に投資することができず、企業としての成長は見込めません。またロスゼロのパートナー企業の中には、老舗やネームバリューのある会社も多いです。

これまでに多くの人が関わり、時間をかけて、守り、育ててきた…その大切なブランドに傷がついてはいけませんから、ロスゼロではその商品の背景にある物語や生産者の皆さんのこだわりをストーリーとしてお伝えするなどして、付加価値をつけて提供しています」

また、アップサイクルブランド『Re:You(リユウ)』(本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせる)としての商品開発や、

文が2001年に立ち上げたヘアアクセサリーに特化したインターネット通販ショップ「リトルムーン」経営で培った販路開拓や物流体制のノウハウ、

食品ロスを楽しく美味しく食べきるための日本初の食品ロスの不定期サブスクリプションサービスとなる「ロスゼロ不定期便」、

地方自治体との連携、子ども食堂、フードバンクへの寄付を通じた、ロスゼロがロスを出さない工夫など、様々な企画力と実行力で、ロスゼロは事業開始以来、業界をリードし続けているのだ。

食品ロスとの出会い

文が食品ロス問題にたどり着いたのは、今から5〜6年前のこと。

「当時、リトルムーンにて、販売していないサンプルや、使わなくなったヘアアクセサリーを日本全国から集めて、発展途上国の子どもたちに寄付する取り組みをしていました」

現在までに、寄付したヘアアクセサリーは4万点を超え、ラオス、インド、ベトナム、タイなど、支援の輪は10カ国にまで広がっている。

「次第に、ヘアアクセサリーの枠を超えて、世の中にもっと大きなインパクトを与えられる取り組みは無いか。かつ、それらが持続可能な仕組みを構築していけないだろうかと考えるようになり、たどりついたのが、食品ロス問題でした」

食品の大量廃棄は、当時から問題視されていた。今後「食品ロス」の問題は、世界的な社会問題に発展していくに違いない。食品ロスを減らす持続可能な仕組みを構築できれば、社会をさらにより良く変えていくことができるはずだと、文は考えた。

「まずは現状を把握するために、周囲の友人に家庭内での「食品ロス」に関して話を聞いたり、余っている食品を持ち寄ってお料理会を開くなどして、食品ロスに問題意識を持ってもらえる活動を、小さなところからスタートしていきました。

同時に、友人が経営する食品会社等にヒアリングを実施したところ、『生産会社・加工メーカーから出る食品ロスの多くは、賞味期限が切れたものではなく、規格外品・余剰在庫など、まだ問題なく食べられるのにも関わらず、販路がなくなることで行き場を失い、廃棄されている』という事実を知りました」

まだ問題なく食べられるものが食品ロスになっているということは、「販路開拓と、物流の仕組み」を構築さえすれば、この問題を解消できるのではないか。

「その後、テストマーケティングの意味合いも込めて、2017年末、クラウドファンディングにチャレンジ。カンボジアの学校にトイレを作るための資金を募り、寄付をしてくれた方へのお礼として、形が不揃いで出荷できなくなった高級チョコレートをお送りすることにしました。チョコレートは、友人が経営する会社から引き取ったものを活用しました」

このクラウドファンディングの企画は、予想以上の反響があり、SNSでも広く拡散され、大成功をおさめた。

そして、1回のクラウドファンディングで、カンボジアにトイレを5つ建設、6000点をこえる文房具の寄贈、264kgの高級チョコレートの規格品が捨てられずに、美味しく食べてもらうという成果を残すことができた。

「これこそ、関わるみんながハッピーになれる持続可能な食品ロス解消の仕組み。『これはいける!たとえ、難しい事業だ、そんなのうまくいかないよ、と言われても、絶対にやってみせる』と覚悟を決めて、2018年4月、ロスゼロ事業をスタートしました。

あれから4年経ち、おかげさまで多くのパートナー企業様と共に食品ロスを削減できています。でも、日本全体の年間の食品ロスの量からするとまだまだ…これからも、様々な企画と実行力で、この社会課題解決に全身全霊で挑みます!」

ロスゼロのチャレンジが、これからどのように社会にインパクトを与え、世の中をよりよく変えていくのか。今後の活躍から目が離せない。

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