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【企業ブログの書き方】始める前に確認しておきたい3つのポイント

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企業ブログを始める前に

皆さんこんにちは。ストーリーテラーズ代表の高野(こうの)です。

最近、企業ブログを開設する企業さんが、以前と比べて増えました。記事を執筆されているのは、その企業の広報の方、インターンシップ生や新入社員さん、担当は決めずに社員さんの持ち回りなど様々なようですが、どんな社員さんが働いていて、どんな雰囲気の職場なのかが分かるので読んでいて楽しいですね。

ただ、記事を書く方にしてみると「もうネタ切れだ」「今日は書くことが無い…」など、「記事のネタ探し」に関する悩みはつきもの。

私たちも、企業ブログの記事執筆・運営サポートをしていたり、プライベートでブログを書いているので、(コツコツ書き続けて月間30万〜40万アクセスほどのブログに成長しました)一度立ち上げたブログを継続する大変さについては、よく分かっているつもりです。

とはいえ、記事にコメントが来たり反応があるとそれはモチベーションアップになりますし、会社や商品サービスのことを24時間発信し続けてくれるツールにもなっていくので、ぜひ続けていけるといいですよね。

というわけで今日は、企業ブログで書くネタに困らないために、まずは大前提である「企業ブログを始める前に確認しておきたい3つのポイント」についてお伝えしていきます。

①何のためにやるのか?

普段、企業ブログ運営に関する相談をよくいただく私たちですが「ホームページが定期的に更新されている方が良いんでしょ?」「とりあえず社員の普段の様子などを書いてみよう」という形で、ふんわりと企業ブログをスタートした企業さんも多いようです。

ですが、「何のために企業ブログをやるのか」という目的が定まっていなければ、何を書けば良いかも見えてきません。

例えば小学校の宿題で、いきなり先生から「何でもいいので作文を書いてください」と言われると、戸惑ってしまいますしよね。

ただ「最近読んだ面白い本をみんなに紹介してみましょう」「自分の家族を紹介してみましょう」といったテーマを与えてもらえると、ある程度は書きやすくなります。

企業ブログも同じ。何のためにやるのかを最初に考えておくことが大切なのです。

企業が企業ブログを運営する目的について、大きくは以下2つが多いようですね。

①自社の既存の顧客へのフォローとして
②新規顧客(見込み客)を得るためのツールとして

ちなみに、ストーリーテラーズでも先日からブログをスタートさせましたが、目的はズバリ、「②新規顧客(見込み客)を得るためのツールとして」です。ストーリーテラーズはまだ立ち上がったばかりの会社で(厳密には会社登記は来月予定)、その存在はほぼ知られていません。

だからこそ、新規のお客様に読んでもらえるツールにするために、マイペースではありますが、このブログを更新していくことを決めました。ゆくゆく、メンバーの持ち回りにするのも良さそうだなと思っています。

②読者ターゲットは誰か?

企業ブログを運営する目的が定まって初めて、ターゲット読者が絞られてきます。

そしてこのターゲットの読者については、絞れば絞るほどいいですね。「絞りに絞って、狭いところで圧倒的に勝つ」というやり方が最初は重要になります。

私も個人でブログを書いていると前述しましたが、クルマのブログを運営しています。(本業とは全く関係なくただの趣味です…)

ただクルマといっても、世の中には国内外あわせると多くのクルマメーカーがあるわけで、私はその中でもとある特定のメーカーのクルマに絞って書いています。さらに言うと、ブログを立ち上げた当初は、そのメーカーの中でも、ある1車種のみについて書いていました。

最初は毎日のアクセスが、2、3程度しかなかったのですが(明らかに自分しか見ていないw)「そのクルマに興味がある人、買いたい人に向けて、所有者だからこそ分かる情報を発信しよう」と考えて書き続けた結果、月間30万〜40万アクセスにまでなりました。

それはわかるけど、最初にあまりにもターゲットを絞りすぎると、読んでくれる読者の母数も少なくなるから良くないんじゃない?」という声もあると思います。

確かにそうなのですが、ブログは対象を広げれば広げるほど、記事の内容も広く浅い内容になってしまい、ごまんとある強力ブログの中に完全に埋もれてしまいます。そこで書き続けても、埋もれたままで誰にも見つけてもらえません。

小さくてもキラリと光る、見つけてもらえる存在になることが大切なのです。

それには、読者ターゲットを絞ること。

例えば、「お菓子が好きだからお菓子好きの人たちに向けて、自分が食べて美味しかったお菓子を紹介するブログを書こう!」と考えたとします。ただ、お菓子のジャンルは幅広いので「ポテトチップス」「チョコレート」「ケーキ」となんでも載せていても、確実に埋もれてしまいます。

では、「チョコレート」に絞って書くことにしましょう。…ただ、それでもまだ弱い。

チョコレートといっても、「市販で買えるチョコレート」なのか「チョコレート専門店のもの」なのか「チョコレートのかたったビスケットもありなのか」…となると、やはりたくさんありすぎるので、もっと思い切って絞る勇気が大切ですね。

例えば「アポロ」について書くブログにしよう!という風に。

このあたりまで絞ることができたら、かなり尖った興味深いブログになり、読者やファンは増えていくと思います。

「アポロは何がそんなに美味しいのか」「どういった食べ方がベストなのか(上と下は分ける?わけない?)」「冷蔵庫にいれるか、常温で食べるか、どちらが最適なのか」「海外で売っているアプロと日本のアポロとで味は違うのか

…などなど。

かなりマニアックですね(笑)

でもこうやって絞って書くことで、アポロファンの人たちが見に来てくれるブログになり、一つの物事を深ぼるマニアック性というところで、アポロファン以外の方も見に来てくれる可能性が広がります。

そして、この狭い分野で最も強いブログになることができたら、「アポロ好きが、バレンタインに選ぶチョコ」「アポロとあうポテトチップス」など、展開を広げていくことができますし、もしかしたら向こうから記事を書いてほしいという依頼が来るかもしれません。

かなりアポロの話を引き伸ばしてしまいましたね…(私がチョコレート好きなもので)

話を戻して、読者を絞るということですが、「①自社の既存の顧客へのフォロー」として企業ブログを書くのであれば、既存顧客の中でもどういった層に対象を絞るのか細分化して考えてみます。

例えば、ヘビーユーザーなのか、ここ数年商品やサービスを購入していない顧客に向けてなのか…それでも随分と変わってきますよね。

一方で新規顧客(見込み客)を得るためのツールとして企業ブログをするのであれば、自社の顧客ターゲットは誰で、どのような業種なのか、規模は、個人の場合は、年齢は、家族構成は…など、より具体的に考えて絞ってイメージしてみるようにしましょう。

③読者に役立つ内容を書く

対象が決まった後、いきなり記事を書くのではなく、頭に置いておきたい大切なことがあります。それは、

「自分たちが書きたい内容を書く」のではなく「読者に役立つことを書く

ということです。

私達が有名人で、「おはよー!」「今朝の朝ごはんはこんな感じでーす」といった日々の何気ないことを載せてもアクセスがガンガン増えていくのなら話は別ですが、悲しいかな、一般人の私たちがそういった内容を載せたところで、誰も興味はありません。

ここで少し考えてみていただきたいのですが、皆さんがネットで情報を検索するのは、どんな時ですか?

おそらく「何かを解決する情報を求めて」検索する時が多いと思います。

例えば「東京 オススメのチョコレート」(またチョコかいw)「在宅ワーク モチベーション」など、自分が必要とする情報を求めて検索しますよね。

ですから企業ブログに関しても、既存顧客に読んでほしいのであれば、「その人たちが悩んでいることは何か」「どんな情報を求めているのか」を想像してみることが大切です。

おそらく鉄板ネタとして「商品やサービスの効果的な活用方法」などは皆さんが知りたいところだと思うので、営業マンが知り得てきたお客さんの声や活用事例をブログに載せるなどすると良いですね。

一方の新規見込み客が対象の場合。

ストーリーテラーズを例にあげると、私たちは「商品・サービスの魅力を引き出し、伝える会社」として、企業ブログ運営や商品サービスのインタビュー記事作成を仕事にしています。

その中でも「企業ブログを書くことに悩んでいる方」に向けて書いていきたいので(偉そうに言ってて全然対象絞れてないですね…)そういう方々に役立つ情報をプロの視点から書いていくと、読者の方に喜んでもらってこの会社に頼んでみたいと思ってもらえるきっかけにもなると思っています。

まずは、自分たちが読んでほしい人たちが、何に悩んでいるのか、どんな情報を掲載すると喜んでもらえるのか…そういったことに頭を巡らせてみる時間が大切ですね。

ということで、今日はここまで。

ただ、こうして色々考えてみても、実際にやってみないとわからないのも事実です。

私もプライベートブログで、かなり時間をかけて頑張って書いた記事のアクセスがすごく少なく、逆に30分ほどでちゃちゃっと書いたライトな記事のアクセスがすごく高いこともよくあり、何がヒットするのかわからないものだなぁとつくづく思います。(タイトルのつけかたもかなり重要ですが、それはまた追って)

私たちのブログもまだ始まったばかり。これからも、企業ブログを運営する人たちに役立つ情報を載せていけるといいなと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。


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