
皆さんこんにちは。ストーリーテラーズ代表の高野(こうの)です。
久方ぶりのブログ更新となりました。
「いつぶりかなぁ」と思って確認してみたところ、なんと半年ぶりでした(爆)
2021年7月から動き出し、9月に設立した株式会社ストーリーテラーズ。2022年3月、ここに来てようやく、本格的に始動できる運びとなりました。
メンバーを募り、一からサービスを考え、外部顧問にアドバイスをもらい、メンバーとのミーティングを重ね、モニターを実施し、ホームページを整え…
会社を設立するために、やらなければならないことはたくさんあるとはいえ、私たちの歩みは、正直すごく遅い。
通常のスタートアップのスピード感を100としたら、多分0.1くらいしかないと思います(爆)
ストーリーテラーズのメンバーは、私を含めて4人。全員が子育て中の母親で、他にも仕事を持ちながら、ストーリーテラーズに参画しています。
子育てを言い訳にはしたくないけれど、やはり小さな子どもを抱えてスタートアップチャレンジを行うのは、想像以上にハード。
特に昨今の、新型コロナウィルスによる突然の学級閉鎖は…いやぁ〜、ヘビーでしたね。
前日の夕方18時に「明日から学級閉鎖です」とメールが届き、予定を急遽変更し、子どものオンライン授業をサポートしながら(といっても放ったらかしでしたが)、そんな最中、次女が発熱と嘔吐で幼稚園からお呼び出し。
PCR検査を予約して受けに行き、コロナの検査結果が出るまでは自宅待機、後日「結果は陰性だ」と連絡がありホッとしたのも束の間、今度は1歳の長男が発熱、病院に行くと「溶連菌」だと…。
「1週間のうちに、どんだけ病院行くねんw」と自分でツッコミを入れながらも、なんとかスキマ時間を見つけて仕事をし、ランナーズ・ハイのような変なテンションで日々を過ごしていました(…ってマラソンしたこと無いからランナーズ・ハイが何か知りませんが)
バタバタしているわりに何も進んでいない虚無感に襲われたり、仕事に全力で取り組める環境の人たちを見て羨ましく思ったり、子どもにイライラしてしまうことも多かったです。
そして夜、寝静まった子どもたちの寝顔を見ては、
「小学生になって、大きくなったように感じるけど、まだ子どもなんだなぁ。もっと優しく接してあげないといけないなぁ」
と反省したりして…。
仕事モードと子育てモードが、1日の中で激しく入れ替わる、とにかく怒涛の、必死の、数カ月間でした。
ただ歩みが遅いとはいえ、着実に積み上がっていることも事実。
制作したSTORYがサイトに掲載され、冊子になり、お客様から喜びの声をいただくと、それはもう、とても嬉しくて…大げさかもしれないけれど、それらは人生の大きなモチベーションになりました。
もっともっと多くの企業や皆さんに、STORYを届けていきたい。そして、
「このSTORYを通じて受注が決まったよ」「このSTORYを読んだ人を採用できたよ」「融資が決まったよ」
そんな声が溢れる未来を想像しながら、一歩ずつ積み重ねている日々です。
喜びと、もやもやが共存する数ヶ月を送っている最中、ある方がお話されていた内容が、とても印象に残っています。
私はこれまで、「悩みや課題は無いほうがいい」と思って仕事をしてきました。
悶々と悩む状況から、一刻も早く解放されるために、解決策を考えて、周りに相談して、やってみて、でもなかなか解決できなくて、堂々巡りで…。
でも先日、尊敬する方からこんな風に言われました。
「悩みや課題や葛藤は、あってもいいんです。それらと共に生きていけばいい。急いで白黒はっきりさせなくても大丈夫。葛藤するということは、チャレンジしている証拠なのだから、そういう状況にある自分をちゃんと認めて、愛して、焦らずいきましょう。
そうしているうちに、その悩みも気づけば、乗り越えているから」と。
…なるほど!いや〜大人だなぁ〜素敵だなぁ〜!!
自分が仕事している時の顔って、真顔過ぎてよく見ると怖いですよね
私は長いこと、目の前にある課題を解決しないと、前に進めないタイプでした。例えばGmail一つとっても、全てチェックをして、メインタブのメールをはやく「空」にしたい、と思ってしまうタイプ。
だから、悩みや課題は無い状態のほうがいいという価値観で生きてきました。
でも「悩みや課題があってもいい。それと共に生きればいい」という考え方に触れ、それがすごく新鮮に感じられ、心に染みて、気持ちがすーっと柔らかくなって…なんだか泣きそうになってしまいました。(年取ると涙腺が弱くなってだめですね)
若い頃は、私も今より尖っていて、理想に燃え、白黒ハッキリさせて進んできました。思い通りにいかないことも、思い通りに行かせようとして、ハッタリなんて日常茶飯事、「ハッタリを言って仕事を取ってなんぼ」みたいに、思っていました。
チームメンバーの仕事がうまくいかない時も、「私がやればうまくいく」とばかりに仕事を奪い取り、身近な人を傷つけることもありました。
いわゆる…調子に乗った、嫌なヤツでした。
ほんと、当時の自分と仕事とか絶対したくない(爆)
でも色々な経験を経て、鼻を折られて、手放したり、時に諦めたり、自分の弱さを知ったりすることを通じて、次第に「物事は常に、ゆらいでいるものだ」と気づき始めました。
自分の可能性を信じること、一方で、等身大の自分を自覚すること。
経営は数字ありき、でも一方で、数字にあらわれない価値や財産も大切にすること。
プロとして、仕事に妥協はしない、でも、今しかない家族との時間も大切にする。
色んなバランスの中で揺らぐ日々に、戸惑いを感じることも多いです。時にどちらかに偏りながら、壁にぶつかりながら、不器用にもがきながら、「等身大で進む」ことがきっと、前にすすための鍵となる。
そして、そんな私たちだからこそ、色んな痛みを知っている私たちだからこそ、お客様の事業やサービスの背景にあるドラマを想像し、そこに想いをはせ、それらに光をあてて、STORYに紡いでいくことができる。
まだチャレンジは始まったばかりですが、ストーリーテラーズを通じて、自分たちが人として、一回りも二回りも成長していけるといいなぁと感じる日々です。
頑張るぞ!
そして、ブログもこれからはもっと定期的に更新していきます。(いや、ほんとに)
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